医療法人マックシール 巽病院

画像診断科

マックシールの画像診断科は、放射線検査、内視鏡検査、核磁気共鳴検査(MRI)に関わる技術職、事務職の総勢10名で構成しています。検査装置ごとに主担当者を決め、装置の適切な管理はもちろんのこと、最適な検査画像が提供できるように計画的な個々のスキルアップにも努め、積極的に認定試験などの外部評価をうけることにより、「井の中の蛙」とならぬように、「技術職」としても、「人」としても患者さんからも選ばれ、職員からも認めてもらえる部署作りを全員で目指しています。

一般撮影検査


私たちがレントゲン撮影に使用する放射線の量は0.1mSv~1mSvがほとんどです。一番多い量は腰椎の側面写真でそれで7mSvほどです。撮影では目的部分だけに放射線が当たるように範囲を絞り、その部位に適した量を放射線技師が調整して撮影を行います。診断のために少しだけ被曝をしていただきますが体に影響が出るような放射線の量は決して使用していません。はじめに異常を見つける大変大事な検査ですので安心して検査を受けてください。

CT検査


当院のCT装置は2015年1月、最新型SIEMENS社製「SOMANTOM Definition AS+」
64列128スライスCT装置に更新しました。新しいCT装置は今までと比べ、

◇ 大幅な息止め時間の短縮(胸部撮影で約7秒→4秒、心臓CTで約20秒→5秒)
◇ 最新の画像構成技術によって、より鮮明な画像を取得
◇ 検査による被曝線量の大幅な軽減
◇ 検査空間の大口径化による心理的圧迫感の抑制

など多くのメリットを、検査を受ける方々にもたらすことが可能となりました。

MRI検査

MRI検査は磁石を用いて行う検査で放射線による被曝はありませんが、すべての人が受けられる検査ではありません。下記の項目に当てはまる方は注意が必要です。

●心臓にペースメーカーのある方(検査はできません。)
●脳動脈クリップのある方
●妊娠している方及び妊娠している可能性のある方
●その他体内に金属のある方

他には閉所恐怖症の方や気分のすぐれない方は検査出来ない事があります。

平成24年春よりTOSHIBA社製1.5TEXCELART Vantage(tm)Powered by Atlasへ更新しましたので最新の装置で適切な検査を受けていただきます。特徴として 画質の向上はもちろんのこと、MRI装置特有の「音」が従来よりも静かになり 患者様に優しい検査を受けていただきます。現在、MRI検査の勉強会の世話人として活動する技師1名、日本放射線技師会MRI技術認定1名在籍し、適切な検査が行えるように知識更新に努力しています。
X線テレビ検査

X線透視下で造影・内視鏡検査をおこなっています。造影 検査としては、食道、胃、小腸、大腸などの消化管、瘻孔造影、関節造影、脊髄造影、PTCD(経皮的経肝的胆道ドレナージ)、等の検査をしています。内視鏡検査としては、ERCP(逆行性膵胆管造影)、EST(内視鏡的括約筋切開術)等の検査をしています。主に住民・企業の胃がん健診バリウム検査に使用しています。バリウム検査は粘膜にバリウムを塗りつけ、病変検索をしながら検査を行います。当院には胃がん検診専門技師の認定を受けた者が3名在籍しており、必要な技術と知識を備えていますので安心して検査を受けていただけます。

血管撮影検査

この部屋では心臓血管検査を行います。
医師を筆頭に各専門職がチームとなってそれぞれの役割を果たすべく、看護師は必要な薬剤の習熟のみならず、声掛けによって患者さんの状態把握をし、臨床工学技師はIABP(大動脈内バルーンパンピング)、IVUS(血管内超音波検査)、PCPS(経皮的心肺補助装置)、カテーテルの管理を行い、臨床検査技師は心電図・圧波形をモニターし、検査中の心電図や異常波形の管理を行っています。診療放射線技師も被爆量管理と画像調整を担当して検査に臨んでいます。一刻を争う心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患(心臓をとりまく冠動脈が狭くなる疾患)の緊急検査にも365日24時間コール体制を整えています。

内視鏡検査

当院には4名の消化器内視鏡技師が在籍しています。1名は診療放射線技師、3名は看護師の資格を有し、医師が行う内視鏡検査のサポート役として、患者さまに優しい検査を心がけています。


お知らせ
2012年6月9日
MRI装置とX線テレビ装置が平成24年春に更新が決まりました。MRI装置の更新により撮像時間の短縮と撮影機能の充実が図れます。 また、X線テレビ装置はデジタル化となり、更なるサービス向上、効率化に貢献できると考えています。 
月~金曜日 9:00~17:00
土曜日 9:00~13:00

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